システムの自動化

本システムに採用したDC-ACインバータは、本来停電対策が目的であり、通常は商用交流100Vをバイパス・モードで出力し、停電になると自動的にインバータ・モードに切り替わってバッテリーからの直流24Vを変換した交流100Vを出力するように設計されていますが、これだけでは節電効果を期待することはできないので、我が家のように電気代節約目的にも使用したいときには、格安の電気料金になる夜10時からバイパス・モードで、インバータ出力に接続された冷蔵庫、TV等の電気製品を商用交流100Vで動かし、同時にバッテリー充電器を“ON”にしてお役御免になった(Offline)バッテリーに対して充電を開始し、次は通常電気料金に戻る翌朝8時に商用交流100Vを遮断してバイパス・モードからインバータ・モードに切換えて、バッテリーに前夜蓄積しておいた電力を変換した交流100Vを出力して前記の電気製品を動かすようにし、同時にバッテリー充電器をも”OFF”にするという作業をしなければならない。これらは単純作業ではあるが、毎日朝8時と夜10時に手動にて行わなければならないとなると、大変な負担になり、泊まりがけでの外出はできなくなってしまう。そこで、蓄電装置としての動作確認が終了したところで、もう少し頭を使い、この作業を毎日自動的にやる方法として市販タイマーを使うことにした。電気店にて、市販では最大許容電流である15A(1500W)の24時間タイマーを2個購入し、それぞれインバータの商用交流100V入力コンセントとバッテリー充電器の商用交流100V入力コンセントとに設置し、それぞれ、毎朝8時に“OFF”、夜10時に”ON”するようにセットした。理屈では一つのコンセントに1個のタイマーを設置して、インバータと充電器とで共用することも考えられるが、家庭用の一つのコンセントの許容電流は15Aに規制されているので、安全上の観点からも、このような共用は絶対に避けなければならない。5月22日夜10時に両方のタイマーの“ON”時の動作を確認し、23日朝8時に”OFF” 時の動作を確認してから、“手間いらず“の自動化をENJOYできるに至ったが、昼間の電気の使い過ぎによってバッテリーが放電停終止電圧に達しないように注意しなければならないのは言うまでもない。インバータは、バッテリーからの入力電圧が20.5Vに下がると警告音と赤色LEDの点灯で知らせてくれることになっているが、これに気が付かないでいると、数分で交流100Vの出力は遮断されてしまい、商用100Vが回復しても自動回復はしないので注意を要する。なお、バッテリーの充電は、毎日夜10時に開始して、翌朝6時頃には充電し終わっているので、現在までのところ夜間料金の時間帯で充電不足になる心配はない。しかし、昼間バッテリーを使いすぎると、朝8時までに充電が完了しないことは勿論である。

ですが、昼間の料金は高いので、生活様式に合わせて選ぶことが肝心です。

タイム スケジュール:

午前8時: DC-ACインバータへの東電からのAC100V InputをタイマーにてOFF. バッテリー充電器も別タイマーにて電源OFF.                                                                                                          午後10時: DC-ACインバータへの東電からのAC100V InputをタイマーにてON. バッテリー充電器も別タイマーにて電源ON.

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