この折れ線グラフは、晴れの日の午前8時から午後10時までのバッテリーの電圧推移の平均を表したものです。バッテリーの電極にはインバータへのワイアーと太陽光発電パネル(PV panel)からのワイアーが接続され、バッテリーは昼間は充電され続けております。グラフ中、グリーンが2012年2、3月、黄色が2012年4月における平均です。4月は2月、3月に比べて日差しの強さが強く、PV panelからの出力も大きくバッテリー電圧もより高くなると思われますが、結果は、2月、3月の方が高くなってしまいました。理由としては、①2,3月時のパネルの仰角が45°に設定され、太陽光がより直角に近い角度でパネルに入射するのに対して、4月はパネルの仰角がベランダの大きさの制限から38°までしか調節出来ず、太陽光の入射角度が、平均72°程度で、効率は約95%に低下する。②空気の透明度が、2、3月は4月に比べて高い(澄んでいる)。③PV panelの温度が、2、3月は4月に比べて低いので出力が多い。と、言った点が考えられます。対策として、PV panelの取り付け方をさらに工夫して、仰角を30°にしてみました(5月17日)。夏至の時点では、PV panelの最適な取付仰角は12°位にもなりますが30°以下にするのは困難です。今後、この状態で、データを取り続けてみたいと思います。