太陽光発電パネルを微細ミストにより冷却

昨年5月に、以下のように、夏場よりも、冬場の方が、太陽光パネル(PVパネル)からの出力電圧は高くなった、という報告を行った。

左のグラフは2012年5月の天候別バッテリー電圧(公称電圧24V)の端子間の電圧の1日中の変化である。勿論、両端子には充電コントローラーを介して太陽光発電パネルからの出力が接続されている。晴れの日の正午近辺では電圧が上昇するのは当然であるが、冬場での同電圧(約28-29V)と比較すると1V-2V程度低い。

この常識と反するような結果の原因は、PVパネルの温度が夏場は高温になり、パネル内の電気抵抗が増加するため、発電した電力がパネル内部で消費されてしまうからであろう、という報告を行ったが、これを実証するために、PVパネルの上端に”ガーデンクーラ”という商品名のミスト発声装置を取り付けて、太陽光が当たっているときは、PVパネルの温度を下げるようにしてみました。

3月22日に取り付けましたが、現在、まだ数値的に実証できるデータは取っておりませんが、これにより、太陽光が当たっている時でもPVパネルの表面温度はかなり下がっているようで、冷却なしの時に比べて出力電圧も数V上がっているようです。これで気になるのは、水道料金の増加ですが、ミストを出すためには、水道栓をほんのちょっと(数度)回すだけなので、あまり気にするほどではないようです。このガーデンクーラはタカギ製で、ネットで税込み・送料共2,540円でした。

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