本蓄電装置のバッテリー充電器 電菱社製PANcharge1Kが7月28日夜突然エラーランプが点滅して充電しなくなりました。6年間の使用でこのような機能的な故障は初めてです。早速 29日に東京日暮里にある電菱社に連絡を取り修理受入れを戴き製品を宅急便にて送付しました。しかし、同社での受け入れ検査の結果、”正常動作・異常なし”と判断され30日に返送されてきました。我が家でも再検査したところ、摩訶不思議、全く正常に充電を開始し、故障は消えておりましたが、やはり2日後に再発し、8月7日着払便にて電菱社送り出しました。今度は同社でも故障が再現され、修理されて8月10日に送り返されました。保証期間はとっくに切れておりましたが、消費税・送料込みで¥5,400で済みました。同社の素早い修理とReasonableな修理費など良心的な態度には非常に感銘を受けました。故障原因・修理箇所などを聞いて訊いてるのですが、企業秘密らしく今のところ回答は得られておりません。今までのところ順調に稼働しております。なお、本製品はアンチモン・鉛合金電極タイプ及びカルシウム・鉛合金電極の両タイプのバッテリーに対応し非常にSturdyな仕様のようです。
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ご無沙汰しております。
充電器の故障との事ですが経年による電子部品の劣化もしくは並列しているバッテリーの充電電流バランスが崩れマイコンがバッテリーの状態を把握出来ず出力部のスイッチングトランジスターの破損かも知れません。
当方が使用しているOGBFC-30Aも回路的にはPANcharge1Kと同等ですが制御用PICマイコンのプログラムも同じかどうか分かりません。当方の充電器は充電開始初期にバッテリー電圧を測定、OKならパワー回路のリレーON、充電電圧と電流を徐々に上げてきめ細かく最適点を探り充電開始、充電完了まで常にマイコンが電圧と電流をコントロールするシーケンスが組まれています。バッテリーを多数並列している、バッテリーの劣化によりセルバランスが大幅に崩れている場合はマイコンの誤動作により過電流が流れ(プログラムミスと思われます)故障します。また電源電圧の瞬時低下も制御部の誤動作により故障します。(制御部電源はトランス式のシリーズレギュレーターを使用しておりますが電圧マージンが非常に狭く電源電圧が95V位になるとIGBTドライバーICの動作限界電圧を下回り非常に危険です)パワー部は倍電圧整流によりDC280Vを使用)1台目はすぐに故障したので分解して回路を解析して分かったのです。
構造は簡単なPWMスイッチング電源ですので修理の際、故障しないように改造しました。
充電完了時の電圧が12V時、14.62-14.72Vで充電電流が2.25Aに達すればフロートに入ります。バッテリーの劣化、多数並列により2.25A以下に電流が下がらなければ充電停止しませんので注意が必要です。
当然ですがチャージコントローラーやインバーターとの同時使用も危険です。
非常に有益なコメントを戴き有難うございます。電菱からのコメントでは、”詳細検査を行いました。 やはり,所々に部品劣化が見られます”、とのことでした。劣化も御指摘のような条件で電圧・電流も過大になり、部品の劣化が加速されたのかもしれません。また、電源に関しても、故障が起こった日時近くのタイミングで、夜間電力での充電時に、雷による瞬断もあったように記憶しておりますし、雷によるサージ電圧が載った可能性もありますが、故障部品の詳細は電菱社が教えてくれませんので不明です。昼間PVによる発電時に同時に本機による充電は行ってはおりませんので、PV CTLR(電菱SA MPRT-15L)の影響はないと思われます。電菱社からも、充電時にCTL/Inverterから切断する必要はない、という指示でした。バッテリーの切り離し充電によるセル・リバランスは一度近いうちにやってみたいと思っております。ご指導有難うございました。